CD収録曲紹介

風車
ストリートで唄っている時、この曲を耳にして

たくさんの人たちが、その足を止めてくれました。
そこから今でも親友として付き合っている友人もたくさんいます。
何気なく書き留めておいた詩に即興のメロディを乗せて書き上げた曲ですが
今でも、その時の空気感のようなものを鮮明に思い出すことができます。
たくさんの出逢いと甘酸っぱい思い出をくれた曲として
個人的にも特に思い入れの強い曲のひとつです。


サンシャイン
中野のストリートで唄っていた頃に書いた曲ですが

「小さな額縁の外は足を出せば暗闇だけれども、心に届くあの光が輝いて見えるんだ」
この一節を書いた時、明るい曲調であっても自分にとって唄というものは
心の中の陰の部分がつくらせるのだということを初めて納得しました。


里唄

広島から上京後、初めて書いた曲で「さあこの街で一旗上げてやろう」と思いながらできたのが
なぜか郷愁の曲。自分が幼いころ過ごした、大好きな田舎の景色を歌詞に込めました。
作詞の舞台となった場所も、現在は人々が往来する道路となり、その原風景は消えつつあります。
だからこそ、唄い続けていきたいという気持ちを強く感じるのです。


記憶の旅
以前、組んでいたアコースティックバンド「はるばる」のキーボーディストであり
現在はコンポーザーとして活躍する「川越好博」氏の作曲で
沖縄を旅した時、国頭群本部町新里の浜辺で作詞しました。
誰かが書いた楽曲に詞を乗せるのは、自分にとっても初めての経験でしたが
この曲は、自然に言葉が沸き出てくる感覚を初めて体験させてくれた曲であり
全く知らない土地で、何故か自分とシンクロする懐かしさのようなものを
ほとんど書き直しなしを加えることなく書き上げました。
歌詞に出てくる「石の塔」とは戦没慰霊塔のことです。


てぃんさぐぬ花
沖縄で、人々に最も愛されている島唄だと聞いています。
今回のアルバムの選曲の際、その奥深さから
「島人ではない自分に果たして唄いきれるのか」という点で
収録をためらった曲なのですが、様々な人たちの励ましを受け、覚悟を決めました。
あえて島の言葉ではなく自分の言葉でブックレットに記載したのもそのためです。

CD収録曲全曲紹介〜そのU〜
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